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復活させたる!
意気込みだけのレストア珍道中 その1
キャブレター・オーバーホール

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ようやくやっと
 レストアをするぞと決意から早一年。ようやく重い腰を持ち上げて執りかかる日がやって来た。まずはオーバーフローを起こしていたキャブのオーバーホールだ。
 GW真っ只中、ゆっくり寝ていたいところであるがお腹を空かしたにゃんこの攻撃(特にころしゅけの鳴き声と尖った爪でのほっぺパシパシ)に堪らず起床。どの程度時間を要するか判らず早い時間から行動する予定だったので丁度良かったか・・・な。
 にゃんこも自分もご飯を済ませXJ、XZ、そして今回の主役VTを作業場にセット(ってただのマンション前ですが)。初めて見る3台揃った景色に怪しくにんまりを決める。

にんまりの図 

 タンク・エアクリーナーを外す所までははるか昔に経験済みなのでとっとと終わらせいよいよ本丸の登場。ここからはサービスマニュアル(以下SM)を見つつ進行。まぁ外すのは訳ないです。外すもの外してグリグリとこじりながら上に引っ張って無事車体より分離しました。それにしても外観ばっちいです。この腐食もブラシを取り付けたドリルで一気に磨き上げる予定ですので、肝心要は内部ってことになります。HPなどではフロートチャンバを開けると腐ったガソリンの凄まじい臭いと得体の知れない物体(スライムくん)の登場に身じろぐとありますが自分のVTは特別そんなこともなくフロント側より少しリア側の方が汚くジェットも詰まってて臭いがしました。それでも「あぁこの臭いかな!」くらいの淡いものでした。

 うっすら茶色に汚れてます

 履き潰した靴下突っ込んでゴミが入らないように

 キャブも外れてバラしたところで近所のホームセンターにキャブクリーナーとエアスプレーの買出しに行きました。普通作業前に用意しておくものでしょうが、ダメチンの作業なんてこんなものです。汚ったない手で支払いを済ませチャリにて帰還、作業再開。

 ケチって一番安い物ばかり買いました

 
きったないバキュームチャンバをバラすと、ぼよよーーんと出て来ます。

 
真ん中のニードルホルダを回してバキュームピストン&ダイヤフラムを取り出し清掃。

 フロント側はきれいな状態でした。

作業中にキャブクリーナーを噴き掛けておきます 


 SMに騙されたよ
こちらリア側。ガスが腐って緑色になってます。ほんのり臭いもしますがこれくらいなら良い方だと思います。

 フロート部も外して清掃

 クリーナー効果でぴかぴか
まだスタータージェットには手をつけてません。このあと・・・格闘(しちゃダメ)

 無くさないようにクリーナー浸けに


リア側は腐ったガソリンでねっちょり固着してました。これじゃだめね。

あーあー
 SM見ながらふむふむとフロート部、各ジェット類を外して行きましたがここで難問にぶち当たりました。スタータージェットなるものが外せません!メインやスローはマイナスドライバーで回せるようになっていますがこのスタータージェットは只の筒になっていてスパナもかかりません。一度ペンチでつまんで回してみたらペンチが滑って空回り、傷が付いてしまいました。しかしSMには外してと書いてあるのでA型の性、きっちり外さないと次の工程に進めません。傷は付いてしまったがフロント側は外せました。が!リア側は外部の筒が割れて来てしまったので中断。今度は近所の南海部品へチャリを飛ばしてジェットコーナーを眺めるも同じ形のものは売っていませんでした。じゃぁということで近所のSP忠男へ向かいましたがGW中で休み。仕方なくほかほか亭でお弁当を購入して戻ってきたのでした。腹減ってたのよ。
 お腹も満たされ作業再開。キャブクリーナーを噴きかけウエスで拭きあげエアを噴きつけて割れたスタータージェット以外はいい感じになりました。一度キャブクリーナーとエアスプレーを間違えてエアを噴きつけてしまいキャブ内に溜まったクリーナー液が顔射状態となり目に入ってしまいました。缶の使用上の注意を読むとすぐに洗い流すとあったので慌てて家に戻り洗顔、事なきを得ました。
 本来はフロート部の油面調整などするのですがゲージも無ければ代用出来る物も無いのでそのまま組み付け(ほんとは良く理解していないから・・・です)。
 慣れない作業に陽も傾いて参りました。1日で終わりそうもないのでスロットルワイヤーを元に戻したら本日の作業終了じゃ、のはずが、どうもうまくワイヤーがセット出来ません。この状態がアクセル全閉でひねって全開だから・・・などと格闘するも決着付かずで日没サスペンデッド。ジムに行ってベンチプレスの時間になりました。

2日もかかるなっちゅうねん
 前日就寝前に頭の中でシュミレーションしてみたところ、「ワイヤーを前後逆に付けてるんじゃないか疑惑」が浮上。明日の作業が楽しみになったところで深い眠りへと誘い落ちましたが、翌日早朝またまたころしゅけの攻撃に遭い休日にも関らず平日と変わりない時間で起床。(・・・ありがとう)
 さっそく作業場へ赴き前日のシュミレーションを試すとあっさり成功!本来のアクセルの動きを取り戻したのでした。前日これに結構時間とられてたので自分の愚かさに情けなくなります。

 これなら良く分かるのに。
作業前に撮影しておいたけどデジカメのモニターが小さくって判別できませんでした。意味無いジャン。

 気を取り直してキャブを元に組み付け外してあったエアクリ・タンクをセッティング。さびさびタンクが気になりますが目をつぶります(復活の際には花咲かGします)。プラグも磨いておこうと外しましたがプラグの穴付近に相当ゴミが溜まってますので緩める前にエアで十分に吹き飛ばしておきましょう。このプラグも交換してから2万kmは使用していると思われるので復活の際には要交換でしゅ。イリジウムでも奢ってみるか!と夢も膨らみますがまだエンジンはかかっておりませんので夢精する前に夢想は終了。ブースターケーブルで繋げてセルを回したところ火花が飛んでるのは確認出来ましたので、無事にガソリンさえ来てくれれば・・・。

 超汚いですが磨いてすっきり

 さていよいよエンジン復活へのチャレンジです。XJよりバッテリがー元気であろうXZを横に並べてブースターケーブルを繋げてXZをアクセルON。マンション前(少し離れた所に移動したけど)でちと喧しく苦情が脳裏を過ぎりますが背に腹はかえられません。お次はVTのセルをプッシュ。しかし元気にセルは回りますがなかなか火が入りません。やっぱだめなんかなぁと諦めモードになったその時!歴史は動いた!ぼっぼっぼっと来ました。アクセルをあおるとぶぅわぁーんと大復活です。そのまま回転を7〜8000rpmに保ちますが紀の国屋から奏でられる排気音のなんとデカイこと!でも最高です!4年振りに聴く紀の国屋サウンド、痺れます。もっと聴いていたいですが苦情100%間違いない!なので終了。エンジンはかかりましたが5000rpm以下は吹けませんでしたしもちろんアイドリングなどしませんから要調整ですね。まぁ一応エンジンはかかるのが分ったので良しとしました。後日パーツを取った後、調整しましょう。

 このように繋げて、祈る

 エンジン動きました。感動!

 これでひとまず終了です
VTのデザインって秀逸です。ボリュームあるのにぼてっとやぼったくなくスパルタンな雰囲気が速そう。テールランプの意匠は最高。売れたの分かります。

へたれ1
 GW終盤の7日、SP忠男へ行くと開店していたのでスタータージェットを注文しようとしましたがなんと見せて頂いたパーツリストには載っていません。そうです、本来取らないものなんです。SMにはしっかりと取ってと書いてあるのに・・・、くそー。割れてしまったスタータージェットはなんとか考えることにしキャブパッキン、フロントフォークシール、リアブレーキペダルを注文してとぼとぼ帰宅したのでした。

へたれ2
 公道再デビューを夢見てシート内のBOXを確認すると、なんと書類が無い!あるのは自賠責の用紙が年代毎に3枚あるのみ。あらっなんでないの?と記憶を辿るがどう考えてもここ以外に入れて置く場所もなく出した記憶もなく、もしかしたら250ccは自賠責書類のみなのかとバカな事を考えてネットで検索するとやっぱり『軽自動車届出済証』なる書類が必要なようでした。そりゃそうだろう。調べて分りましたが税金も払ってるしナンバーもあるので再発行出来るようなので一安心ではあるが陸運局へ行く手間が増えてしまったのが面倒である。あ〜ぁなんで無いんだろ〜。ちっ!

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