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2005.8.15/
盗んだバイクじゃないが尾崎級
ずぶ濡れ道志サマーキャンプ

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ひとつ年を取った訳です
 今年の夏も弟一家のサマーキャンプにお呼ばれしてしまいました。
 盆休み中(←とっても短い)BIKEに乗りたいと思っていたのに、雨の確率が高い天気予報じゃこりゃ仕方無しと、それまでの睡眠不足を解消しようと「明日は寝倒してやるー!」的な勢いで前夜床に着いたのだが、遮光カーテンを引いた真っ暗な部屋にけたたましく携帯の着信音が鳴り響き、「メールでも着信したか?」と思いきや液晶パネルには”弟HP”の文字が点滅。「何かあったのかー?」と寝ぼけた頭では何が何だか判断が付かずじまいで電話に出ると、
「おっはよー!」
と、とってもテンションの高い声が飛び出し、暗闇の中裸眼視力0.1以下の両目を駆使し時計を見ると、「はぁ〜、まだ7時前じゃんか。うぅ。」
睡眠不足を解消するどころか一層促進された状態で会話は続き、
「昨日からキャンプしてるから今年も遊びに来ないー?」
と、ありがたいお誘いも
「今日雨だぜー!」
と寝不足から来るテンションの低さでもって対応。
「えーっ、うそー。まぁもし良かったら来てね。昨年のキャンプ場が泊れなかったからその手前の『バカンス村』ってとこにいるから。じゃぁねー!」
と最後までテンションの高さをキープしたまま電話は切れたのでした。
 眠かったけど一度起こされてしまったし、一応BIKEには乗りたい気持ちもあったので、そのままベッドに戻らずにカーテンを捲り外を眺めると、予報がうそのような快晴の空が広がってるじゃあ〜りませんか。寝ぼけた頭でちょっと考えて、「この天気だったら早めに帰って来れば雨にも降られず、しかもジムにも行けるな。」と算段。
 携帯のけたたましさに私と共に目覚めた”ひかるねこ”たちにご飯を出し、さくさくと食す→催す→すっきり→にっこり、の一連の行動の後、9:00AM、XJに股がり道志川へ向けて出発じゃー!

 盆休み、寝て過ごしたらもったいないって。

だって夏ですもの
 毎度悩むのが、道志に行くにはR16で橋本〜津久井経由で行くのが良いのか、はたまた大和〜厚木経由でR412を利用するのが良いのかってことなのですが、地図で見るからには先述のコースが早そうなので今年もこちらをチョイス。しっかし、R16ってのは信号が多くてあまり気持ち良く走れない。しかも道幅が狭いので信号待ちの時のすり抜けもあまり出来ない。加えて津久井湖周辺の混雑はどうしようもなく、目的地に到着するのに予想外の時間を要してしまいました。なので帰りは後述のコースで帰ってみようと決心して『バカンス村』に到着。
 入口に到着したけど食材の限られたキャンプ、なによりアルコールの在庫を減らしては悪いと思い、ビールくらいは持参して行こうとそのまま素通り。くねくねと細い林間コースを走るもお店など一軒も現れることなく県道に合流。この県道もどちらに進んだところで今までと同じ状況なのは目に見えていたので、バカンス村入口手前のR413で見かけた酒屋の看板を目指した方が確実と判断し、今来た道を看板のあった場所まで10分ほど戻ることに。この判断、間違ってませんでした。すぐに看板をはけーんし見付けた酒屋に入り「今日はなかなか冴えてるじゃん!」と自画自賛しつつ「キリンラガー」とめい用の「アイス」を購入。目の前にあった神社でお願いごとを少ないさい銭でたくさんし、ツーリングネットに括り付けて戻る最中に「そういえば奥さんは飲めないんだった。」とアイスをもう一つ買って来なきゃいけなかった事に気付き「ちっとも冴えてないじゃん!」とお詫びの言葉を考えながらバカンス村入口を潜ったのででした。

 数少ない酒屋さん。キャンプ客は上客なのでしょう。

あの日のお願い成就、まだまだ受付中ですから! 


 どうですこの夏空!

 出発前に場所確認のためHPを見るとBIKEもいくらかの入場料(たしか400円)を支払うようだったので、管理棟に入って行くも誰もいなかったので「いいやぁー」と無銭利用を決断するスピードといったら素早い状況判断を必要とされるアスリート並み、いやっそれ以上のものがあったに違いない。
 河原に降りて行くもテントサイトらしき場所が見えず、仕方無しに750の巨体で河原によろよろと入り込むが早々に無理と判断。危なっかしくUターンをしているところに川面で遊ぶ弟一家を発見。あちらも「こんなとこBIKEで入って来て何者じゃ?」と他人事みたいな感想を持っていると見たことあるBIKEだと気付き、手を振ってくれたのでした。(←あほー!あんたが呼んだんじゃい!)

 2輪も4輪もオフ車じゃないと!

 テントサイトへはBIKEじゃ行けないとのことなので(オフ車で相当の腕があればOKですが)、舗装路の駐車場へ停めて歩きで向かうことに。テントは河原から急な坂道を登った木立の中にあり、「この坂を登るのに難儀した!」とその時の苦労を話してくれたのですが、その坂道は滑るタイヤでどんどん路面が削り取られており、我々がテントで食事中に上がって来ようとするクルマはみんな退散していました。四輪もオフ車じゃなきゃダメそうです。

木陰のサイトで気持ち良い! 


 早速買って来たラガーで乾杯。もちろん奥さんには手ぶらを詫びて。まだ時間は11時。飲んでもたっぷり冷ます時間はありますから大丈夫。登るのは大変だけど木陰のサイトは涼しくっていい感じです。キャンプ道具も昨年より更に充実した様子で、年に一度の家族サービス(←自分の趣味も兼ねた)は良い具合に進行していたようです。

新たなアイテム『くじらちゃん』たったの280円 


 スイカを切ってくれたり(←この夏初めて食しました)、お昼にBBQ、タンドリーチキンなどたっぷりご馳走になってしまい、川で遊ぼうと皆で河原へ降りて行き、自分は川には入らず浮き輪に捕まってじゃぶじゃぶと楽しそうな親子の姿を写真に納めていたんです。

 一家総出でおもてなしって違うか、自分達のお昼かな。

 
安い肉で悪いねぇなんて言ってましたが、どうしてどうして旨かったっすよ。タンドリーチキンも本格的なお味で満足満足!(隣の南米系のキャンパーの肉は骨付きで凄かったけど・・・)

 
仲睦まじい光景。いつまでも仲良くいて下さい...グスッ!(ってなんで泣くねん!)

そりゃー夏だもの
 ぼちぼち疲れたのでテントに戻ろうとした時になんだか雲行きが怪しくなってきました。遠くでゴロゴロと嫌〜な音も響いて来ました。木陰のテントはすっかり夕方の様相で「こりゃ雰囲気で明かりが欲しいね。」ってノリで2つのランタンに灯が灯ったところで辺りは真っ暗になり、さっきまで遠くで聞こえていたゴロゴロが真上で鳴り響いたかと思いきや、滝のような雨に見舞われたのでした。

 ランタン点灯で楽し気だったのはこの時までで...

 バケツをひっくり返した豪雨ってのはまさしくこういう雨の事を言うんでしょう。みるみると川は茶色の濁流へと変わり、でも大変な坂を登っていたお陰で増水しても平気そうな場所にテントを張ったのは不幸中の幸いか。なんて実際はそんな事を考えてる余裕などなく、とりあえずめいはクルマの中に批難させたけど、足場の関係で張りの悪かったターフに水が貯まり何度となく貯まった水を吐き出しますが、この雨じゃそれも何時しか限界に達し、全体が崩壊の危機に晒されると判断。ターフの片側を外し水の貯まる箇所を無くしテーブル周辺に物を集め、この状態で雨が上がるのをやり過ごすしかないだろうと、一同諦めの境地。あたちはもうビショビショです。弟も奥さんもずぶ濡れですが彼らはTシャツの中は水着ですからまだいいか。着替えもあるし。デジカメと携帯はテーブル中央にあったので難を逃れましたが、めいがおじいちゃん(あたしの父)に買ってもらったNINTENDO DSはキャンピングチェアに貯まった水の中に埋没しており液晶の中で水が踊っておりました。しかしこのDS、後日長期間の天日干しの結果復活!したそうです。慌てて電源を入れてしまうとショートして終了してしまうので、こう言った時は”ぐっと堪えて天日干し”の標語を思い出して下さい。
 あまりの凄さにクルマの中のめいは泣いてましたが、雨が小止みになった頃には一緒になってターフの水貯まりと格闘しておりました。どのくらいの時間豪雨が続いたのか定かではありませんが、20〜30分と言ったところでしょうか。小雨に変わりターフを張り直し完全に止むまで小休止。口々に「いやー大変だったねー!」と言ってはいますが大人はちょっと笑いが入ってしまってます。「天気予報当たったねー。すいませんねぇ、誘っちゃって。」とは弟談ですが、私もここまで急激に天候が悪化するとは思ってもみませんでした。

 濁流です。恐くて近寄れません!

先程泳いでいた場所もこの通り 


 漸く完全に雨も上がり「やれやれ」と周辺を片付け・整理していると、なんだか『う〜う〜う〜〜』と音が聞こえます。私が
「これってダムの放流の音じゃない?」
と聞くと
「そうだ、上流に奥相模湖があってその注意の貼紙があったよ。鳴ってから30分後に放流するんだったかな。」
とのんきな返事も、暫くすると管理人のおじさんがその事を告げにやって来ました。「この場所は水没しないけど対岸に渡る橋は水没するから出来ればあちらにクルマを渡しておいた方が良い。」とのことなので移動開始です。私のXJは初めから対岸の駐車場でしたから問題無し。

橋が無くなる前に移動してます 


夏の贈り物、来ず!
 テントはそのままでしたが、「放流によって橋が埋没するほど増水するなんて滅多に見られるもんじゃないから、イス持ってって高みの見物でもしてようか。」とのんきな私の発言で3脚のイス持参で人物も移動。一緒に持って来たビッグサイズのポテトチップスを食べながら川辺で待ちますが、なんだか釣りを始める人がちらほら現れ「あいつら増水して流されちゃうんじゃないの?」と心配(?)するも、「上流の天候が急速に回復したので放流はなくなりました。」と放送があり、ちょっと残念な気持ちで一人帰り支度を始めるのでした。(弟一家はもう一泊の予定でしたが嫌気の刺しためいの「雨だったらキャンプしても仕方ないじゃん。」の発言によってこの日帰宅しました。まぁ翌日は朝から雨降りでしたからめいの判断は正解のようでした。ちゃんちゃん。)

 ワクワクしてその時を待ちます 

  ← こいつバカ丸出し

こんなハプニングもいい思い出(ネタ)です。


 Gパンはびしょ濡れのままでしたがブーツはそれ程濡れておらず、Tシャツだけ換えを借りて横浜へ向かいます。行きに決めていたR412〜厚木〜大和コースで走りましたが、これが大正解。R412は1箇所を除けば渋滞は無し。その後の厚木〜大和間のR246はほとんどがバイパスで道幅もあり信号あまり無し、すり抜けOKで早い早い!あっと言う間に東名横浜町田の交差点。
 バカンス村出発時からガソリンがリザーブ状態で、『XZ意気地なしツー』で出会った”あゆのGS”を通過したけど、そのあゆがいない事を瞬時に判断した私は(←矯正視力1.5)、その後は安さのみを求めてついには東名横浜町田の交差点まで来てしまった訳で、でもこのままじゃ保土ヶ谷BP途中でガス欠・エンスト。横を通り過ぎるRA25からういろうを投げ付けられてしまう恐れがあったので、BP手前のGSでハイオク満タン給油。(←結果最安値。)その給油途中でタコメーターが1500で止まっていることに気付き「あれっ、エンジンかけっぱなし?」と一瞬焦るもメインキーを抜いてコックを開けているのでそれはあり得ず、支払いの後エンジンをかけて噴かしてみると、一瞬動きの悪い状態を示しましたがすぐ復活。きっとさっきの大雨でダメになってるメーターのゴムパッキンから水が侵入したせいかなと考えられ、早急にゴムを交換しないとそのうち本当に壊れて動かなくなっちゃうとこの時思ったが、未だ(9/6)交換に至っていない腰の重さは如何ともし難いです。反省。
 満タン給油でういろう事件は避けられBP第一車線を巡行。道志地方以外は雨が降った形跡はなく、その分暖かい外気のせいもあって服も乾き気味で無事我が家へ到着。濡れネズミになった時はどうなることかと思ったが、ネズミのままだと”ひかるねこ”たちに弄ばれてしまうところでしたと安堵の気持ちでヘルメットを脱いだところで本日のツーリング終了!
 ひとっぷろ浴びて、プシュッ!

天むすも投げたらいけません!  無事到着!

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