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2006.4.22/
よ〜く伸びます「真鶴からみもち」
蕎麦屋のチョイスがもうちょいっす

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昨年来の思い入れ
 4月に入り漸く暖かな日が訪れるようになりましたが、週末毎にやってくる雨雲の”やってらんない”周期に、2輪4輪共に旧車しか持っていない私はどうにもこうにも出かけるタイミングを失っていた訳ですが、22日の土曜日は気温20℃近くまで上がるぽかぽか陽気の予報に、「こりゃもーバイクで出掛けるしかねぇ〜っす!」と、今シーズン最初のツーリングを計画したのでした。
 昨年より開催された『B級グルメ・ツーリング』に感化され、このツーリングも”B級グルメ”を求めることに。そして今回その名誉ある目的地に祭り上げられたのが、『真鶴 元祖からみもち』だったのです。
 なんでまた?との声も聞こえるので、ちょっとご説明まで。昨年XZ400駆って繰り出したA澤さんとの伊豆ツーリング。この時コーナリングを楽しむべく通った真鶴旧道。海岸沿いからその旧道に入るや否やコーナーを抜ける度に現れる『元祖からみもち』の看板。いや〜〜も〜〜気になって気になって仕方無かったんですよね、自分。でもこの日は目指すB級グルメもあったし、前を行くA澤さんが気持ち良くワインディングを楽しんでいらっしゃるところを邪魔してしまうのも”何”だったので、遠い所じゃないし何時か寄ってみようって事で自分に言い聞かせ、そのからみ付く思いを振り払って先へと進んだ、なんて事があったんです。
 あの日以来私の頭の中にはお餅が絡み付いて離れず、って事は全く無くて、それどころかお餅が
主役であるお正月も、胃袋の中に消えていくのは雑煮や磯辺だののお餅ばかりで、ひとっつも”からみもち”の事など思い出す事なく居たのですが、暖かくなり「バイクの季節だ、バイクの季節だ」と頭のネジが弛んだとたんに、『バイク=からみもち』の図式が迷わず浮かび上がるという言わばパブロフの犬的身体の疼きにより、本日のツーリングの目的地が決定されたのでした。

 

            

久しぶりにひかるねこ3態揃い踏み。猫砂日光浴にて乾燥中に催したかぶきん(歌舞伎くん)と羨まし気に外を眺めるけんけん(黒伎くん)。何故だかいつも怯えてるはっちくん(風舞伎くん)は部屋の隅にて隠密行動。

37レビン登場!
 当日の朝、痴人と一悶着ありツーリング決行が危ぶまれたのですが、パブロフの犬となった私はその止めどなく溢れ出る”よだれ”を抑える為には、真鶴まで出向く以外になく、予定時刻を2時間近く過ぎての出発となったのです。
 37レビンのバテリー上がりの一件から不動時にはバテリー端子を外してってのが常となっていたはずが、ひと月振りの始動となるXJのバテリーに手を伸ばしてみれば、なんと繋がってるじゃあ〜りませんか。「げっ!まずい!」と思うのは当たり前で、ただでさえ弱ってそうな雰囲気漂うバテリーに加え、長期不動後の始動性の悪さときたら地震による運転見合わせから安全確認が出来るまでの対応の遅さで有名なJRに匹敵するものだったので、その不安は増大するばかり。で、恐る恐るイグニッションをオンにし、セルボタンを押してみれば、

”きゅんきゅん きゅぅん きゅぅん きゅぅ〜ん きゅぅ〜〜ん んんっ”

終了!
 調達した充電器はセルスターター機能を持ち合わせてはいるのですが、電源を取るべく用意(マンションは大変なんです)の不便さを考え、こちらも面倒ではあったのですが、車庫からレビンを引っ張り出しブースター・ケーブルを繋げ、無免許の痴人にレビンのアクセルを2500〜3000回転にキープしてもらい、なんとかXJ始動。
 アクセルを煽って高回転を維持しバテリーに電気を送り込みたいのですが、以前その快音ゆえに調子に乗ってウォンウォンやってたら、住人のおやじに怒鳴り込まれた経験からそれもままならず、細々と回転を上げた状態で気持ちバテリーに喝を入れて、なんとか出発に漕ぎ着けたのでした。それにしてもバテリー繋げて作業してる邪道をカメラにしかと納める痴人ってば、なかなかエイトバルブ工房を理解しておじゃるな。

 

 踏むのは得意な痴人です

 踏まれ慣れた邪道です

おーこれって 

初めてのツーショットかも。うっかりアクシデントもこんなサプライズで落ちた気分も復活!

750のゆとりのトルクで楽々タンデム
 本来なら早朝出発で予定にはなかった横浜新道を利用。高速道路二人乗り解禁のお陰でこの恩恵を得る事が出来、かなりの時間短縮が望めそうです。しかし休日という事もあってか戸塚料金所手前から渋滞が始まっています。つるつるとすり抜けしたいとこですが、通行帯違反などで免許が汚れては仕事に差し支えますし、また、何よりも反則金を納める甲斐性が無い私は、痴人を乗せてのタンデム走行=安全運転の大義名分により4輪車と共にその時を過ごすのでした。
 料金所通過の後も渋滞は解消されることもなく、「やはり原宿までは混んでいるんだろうな。」と諦めの境地へ入り込んでいると車線の真ん中でハザード出して立ち往生している初心者マークのクルマはけん。これじゃあ混んでる訳ですね。で、こいつをやり過ごしてからは、順調に国道1号線をひたすら南下。タンデムでの安全運転&若干の渋滞の割には早めの1時間15分で国府津パーキングへと到着したのでした。

 茅ヶ崎でこれなら箱根に期待

 好天予報の土曜日の国府津P、バイクが溢れてると予測したのですが、結構閑散とした雰囲気が漂っています。めぼしいバイクも然して見当たらず、唯一トイレから出た時に間の前を通過していったCB750FourとCB750Fの2台がそんなところか、といった具合。

 旧車は後方に写るZ2くらいでした

 
まずまずの天気ですが、走り出すと意外と寒いです。ちょっと薄着過ぎたかっ。箱根が心配です。

 遥か昔に利用したような・・・気はする

 疾しい処があるのかフルフェイス使用中

おもちは杵突だろうね?!
 そんな期待外れの感を背負い込んだ二宮金次郎は、12時を過ぎ空腹に絶えきれなくなり『からみもち』目指しパーキングを出発。西湘バイパスを真鶴方面へと進むと料金所が。な〜んだ、真鶴までは別料金なのか。知らなかった、、、。泣く泣く料金を支払い走行すれば、目的地への入口”旧道”が目の前に。はやる気持ちを抑えつつ方向指示機を点滅、右に舵をとればすぐさま現れた『元祖からみもち』の看板に、今まで二宮金次郎だった邪道ははやりパブロフの犬だったことを認識させられ、同じ犬としては「タロジロはハスキー犬ではなくやはり日本犬じゃなきゃ」、と大和魂の涙腺を緩ませるにはハリウッド・リメイクではちと荷が重かったかなどと回想していれば、その看板は『←ここ からみもち』となり到着となったのでした。

 到着までいったい幾つの看板があるのでしょ 数えちゃう?

          


 「からみもちちょう〜だい」のポーズ

 店内の座敷きでも食せたようであるが、軒先きに用意されたテラス席には初夏の日射しが燦々と降り注いでおり、せかくだからとそこに陣を取る事に。注文しに店内に入りレジ前のメニュー写真を見るとからみもち(大根おろし)の他に納豆、あんこ、ごま、きなこ、のりと6種類あるようですが、値段分からず。お土産用のものには1000円と書いてあり一抹の不安を憶えつつ「あんこと大根おろし」の2種類を注文すれば「1800円です。」との驚愕のお返事。

「高けーーぇ!」

 だからと言って「じゃあ大根おろしだけで。」とも言い出せず、2人いるんだから仕方ないかと日射し降り注ぐテラス席にてその値段なりの満足感を期待してパブロフの犬は待ての姿勢を保つのでした。

 のりにもいってみたかったのですが、ねぇ〜

 

 美味しいのは理解しますが しかし・・・
食後の真鶴旧道〜椿ライン走行中に食べたお餅がお腹で膨れて気持ち悪くなってたらしい痴人。
「おい、男の俺と同じ量食べといてなに抜かしとんねん。」←数年後エイトバルブ工房には丸まると太った痴人が居ると思われ・・・・  (T_T)

 どーですこの伸び具合。あんこも上品でした。

皿まで舐めてご満悦の邪道 


箱根ツーの定番
 まあまあの満足感でもってその場を辞したあとは、これもB級グルメツーでは素通りだった、バイク乗り(関東限定)なら行った事が無い人はまずいないと言うくらい有名な『大観山パーキング』を目指します。そしてその大観山を目指すのに走るのが、2輪4輪共に走りに憶えのある人ならば興奮せずにはいられないでしょう『椿ライン』を実にふた桁年振りに走っちゃうんです。(Heavy Metalに憶えのある方なら『椿ハウス』と聞いて黙ってられる人もいないんではないでしょうか。)あー、武者震い。
 湯河原の海岸沿いから右折し椿ラインへと入り込みましたが、もちろん攻め込むなんて事はしませんし出来ません。仮に一人で走っていても無理な話です。ステップがりがり言わせて楽しむなんて趣味はとうの昔に無くしてますし、初めからそのようなテクも持ち合わせてはおりませぬゆえ、程度な速度で曲がりくねった道を噛み締めるように、言うならば”赤いきつねのおあげを浸しては吸って浸しては吸って”的な楽しみでもって頂上『大観山パーキング』を目指します。

 財に物言わせ貸し切りました

    
もう絶景です!伊豆の山々に相模湾。その先に浮かぶは初島と大島。バイクだとこんな景色の良い所にひょいひょい止まれるのがいいですね。もちろん安全な場所でですけど。これでもうちょっと暖かければねぇ。←痴人の具合までは写らず

 それにしてもなんて道が空いてるんでしょう。からみもちを食べ終わった後走行した真鶴旧道もそうでしたが、普通峠のバイクってそれほど飛ばさずに流す程度で走っていても必ず前を走る4輪に追い付いちゃうじゃないですか。なのにこの日はまったくそれが無い。もちろん後ろから追い付かれるってことも無し。好天の土曜日で行楽客で溢れる箱根界隈、渋滞するクルマ、それを縫って走るバイクの群れ。ここ椿ラインに至っちゃ絶対に攻め込んでこけてガードレールや最悪対向車のクルマの下に入り込んじゃってるバイクがいると思ってたんですが、そんな光景は全く無し。まさに椿ライン一人貸し切り状態です。おー、こんなこと一生に一度あるかどうかなんじゃないでしょうか。まさに至福のひとときなのでした。(ちょっと寒いけど、ね。)
 箱根の山に入ってからやや雲が多くなってきたものの、それでも横浜からずっと見えていた富士山の景色に変化はなく、大観山パーキングへ到着してみれば、そこに広がる絶景の素晴らしさと言ったら・・・、もぉう写真を見て下さいってばぁ。

 セコイ写真だなぁ

一富士よし鷹三茄子 分かる方だけどうぞ m(_ _)m


    

〆の甘さがまだまだシロート
 そんな景色をお腹一杯満喫したのですが、やはり景色じゃお腹の虫は治まらなかったようで、予報ほど暖かな一日ではなかった箱根の山のてっぺん。予報を信じて薄着だったことで寒さが身に凍みて来たので暖を取るべくお蕎麦屋さんを目指すことに。グルメツーではA澤さんにおんぶにだっこで食事処のリサーチなどしたことないのですが、一応前日に調べてみたもののめぼしいお店を発見するには至らず、行き当たりばったりの強硬手段にまかせたのですが、元箱根の辺りはどれも観光地チックな店ばかりで、美味しいお蕎麦を求める二人のお眼鏡に適った店に行き当たることはなく、なんだか分からぬまま桃源台まで走行。ここで空腹と寒さもかなりなテンションまで登り詰めてしまい、タンデムの痴人の機嫌を損ねると後がやっかいだと(←かなりやっかい)、元箱根とさして変わらぬ風情の蕎麦屋で妥協の決断を強いられたのでした。

 
店構えは悪くないし味も悪くないけど今一つぐっと来ず。値段も箱根価格で星二つ半☆☆★(五段階)

 蕎麦を食べて気持ちも落ち着いたとこで、本当ならひなびた温泉でも浸かって帰りたいとこですが、タオルやらの用意はないし、この寒さじゃ温まった後の走りで風邪ひくことこのうえないので、温泉はまた日を改めてってことで仙石原を抜けて(この辺りに美味しそうな蕎麦屋がチラホラ点在していました。)、湯本までの軽い渋滞を危なくないすり抜けで通過。
 国道1号線〜橘 I Cより海岸線134号をひた走り、途中信号待ちで後方を振り返ってみると、富士山の姿を確認出来ます。今日は晴れ渡ったとは言えない薄曇りの一日でしたが、なぜか富士山は朝から夕方まで姿を隠す事がありませんでしたねえ。両親が河口湖へ行った時などは、東京・横浜が快晴の一日で「いい時に旅行へ行ったなぁ。」などと思っていたのですが、帰宅後の感想を聞いてみれば、富士山は頂上は疎か裾野も見えないくらいで、楽しみにしていた宿自慢の”富士見の湯”が堪能出来なかったらしいのです。意外なこともあるものです。

 ありゃ、写真じゃよく分からないですね〜

 危ない事もキレる事もなく無事自宅到着。こんな適当なツーリングでしたが、タンデムツーの第一発目としては無難なところでまとまったんじゃないでしょうか。往復185km、のんびり安全に走るには丁度良い距離ではなかったかな。

 内股で”二町目疑惑”は拭えず (>_<)

 これにてツーリング終了。あー寒かった!久々にお風呂にお湯溜めて温まって逆上せた身体をビールで冷やそっと!


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