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2005.07.24/
自信のある人は違います
人生開眼!露天風呂出会い旅

XZ-TOP


雨雲は西から東へ
 朝起きてカーテンを捲り外を見るとなんと”雨”。霧雨のような降り方だが雨は雨。ヨンフォアおくじさん達とのツーリングは31日に決まったが、24日も空いていたので「どうですか?」とのお誘いでA澤さんと予定していたツーリング。「これじゃあ中止かなぁ?」と一応朝食を食べながら様子を見るも止む気配は一向になし。

 せいせいするぜぃ!
五月蝿いのが出かけるのでノビノビするひかるねこ

 いよいよ出発せねばという時間になった頃にA澤さんへTEL。「横浜は雨降ってますー!」と”じゃあ中止だね。”の返答を期待しつつも(←すんません)受話器から聞こえて来たのは「こっちもさっき降ってたけど今は上がってるから大丈夫じゃない。」と。ん〜ん、行かねばならぬか・・・。
 「ええ〜い、ままよ。」と腹を括って前夜外へ出しておいたXZのもとへ。随分長く降っている様子ですっかりしっぽりと濡れてしまっています。セル一発で始動したXZ、チョークを引き暖気運転。その間に記録を樹立した例のカッパを着込みます。そうです、本日がカッパデビューの記念日です。このカッパの性能やいかに!、という程強い降りではありませんが、その実力を試す良い機会だと思えばこの雨もなんともありがたい存在へと変わっていったのでした。(←うそはっぴゃく)
 先週出だし不調だったXZも帰る時は絶好調だったし今回は一週間振りの始動だし問題ないと思っていたのですが、本日もまたタコメーターが動きません。アクセルを捻ると”ぐおぉーん”と噴け上がってくれますがメーターは不動のまま。その噴け上がりも少しだけ変な感じが残ります。まぁタコメーターの無いBIKEもあるし先週は調子良かったんだから走ってれば復活するだろうと、間違った方向性の気合いだけで出発です。

 雨粒がころころ弾けて気分も弾けます(←うそ)
このあと訪れる不調も知らずにカッパお披露目記念撮影
V-TWINがいけてます 

 しかし走り出したものの全く加速をみせません。って言うか止まりそうなくらいの頼り無さ。道端に寄せてアクセルを開けますが”ぐおぉーんぐおぉーん”とタコ不動以外は問題無さそう。しかし出発しようとギアを入れたとたんまるっきり噴けなくなってしまい再度停止。こんな状態のままじゃこの先にある鬼のような坂道発進は不可能と判断。回り道をして保土ヶ谷BPよりR1に出る道を選択しましたが保土ヶ谷BPへの合流に一抹の不安が・・・。幸い合流時にクルマがいなかった為事無きを得ましたが、R1へ出た所で三度ストップ。このまま待ち合わせの場所迄走るのは無理と判断。アルミ部をえせバフがけしたXJでは雨の中走りたくなかったけど仕方ないかと、車輌交換を決定。自宅まで戻ることに。先程迂回せざるを得なかった鬼のような坂道発進の道を逆に辿るコースをこちらも怒濤の上り坂があるにも関わらず時間短縮のためやむを得ず使いましたが、後ろを走る原付スクーターに煽られる始末。ほんとは抜かせたはずなのにこちらが大きなBIKEということで抜かしてこなかっただけというなんともお粗末な状態に気分もしおしおです。
 相鉄線踏切内でのエンストはなんとか免れ自宅マンションへと到着。敷地内を低速で走行、しかしアクセルは全開。と、その時!、急に激しく加速!!。片手で運転していた自分はのけぞり危うく後ろへ転げ落ちそうに。なんじゃーと鳩が豆鉄砲くらったような目をして何が起こったか判断しようと体勢を整えてメーターを見るとタコメーターが動いています。アクセルを捻ると先程とは違った軽快さで”ぐおぉーんぐおぉーん”と快音を上げるので「こりゃ復活したぞー!?」とマンション敷地に足を着ける事なくそのままXZでスルー。R16を見違える加速で通り抜け当初使う予定じゃ無かった横浜新道へ乗り込み一路二宮へと向かうのでした。
 横浜新道戸塚料金所を出た所で時間を確認すると既に10:00AM。待ち合わせは10:30AMの約束なのでこれはもうどうやっても間に合いません。幸いA澤さんは集合場所まで15分の所にお住まいなのでまだ出発していないだろうと思い電話。時間を30分遅らせて頂きました。

  
戸塚料金所で電話。カッパはいらないくらいの小降りになりました。

セルフ給油にも慣れて参りました 


 その後のXZと言ったらそれまでの不調が嘘のように絶好調。あれよあれよと茅ヶ崎到着。XJツーリングでBOXティッシュをもらったGSでハイオク満タン給油。あの時のかわいいお兄さんはいませんでした。ガクッ。ここまでですっかり小降りとなっていたのでカッパの上着だけ脱ぎ走行するも平塚に入る頃にはすっかり雨も止みカッパの性能を試すほどもなく、漸く待ち合わせの国府津『うなわ』に到着。当初の予定時刻より遅れること1時間30分。A澤さんお待たせ致しました。
 土用丑の日も近い事もあってか『うなわ』は開店直後に「本日はご予約で満席となりました。」との看板が立てられたとのことで、私の到着を待ってる間に3組のお客さんが渋々帰っていったとの報告。人気店ともなるとこの時期は大変なようです。しかし来週のツーリングの目的がその”鰻を食す!”であり静岡県三島の有名店へと行く事が予定されているため、自分達一行もその洗礼を受ける可能性も無きにしもあらずです。事前のチェックが必要のようです。

 開店直後でこの看板って・・・ねぇ。

ふぅ〜〜ん 
 の図

 私がそんな鰻屋の様子を写真に納めている頃A澤さんはというと、XZ400などと言う怪しい不人気BIKEを繁々と眺めてらして、「これもシャフトなんだねぇ。」とシャフト愛好家としてはそこの部分だけ触手が動いた様子も全体的には「ふうぅ〜〜ん。」みたいな無感動さに、この毎度の反応が逆にたまらんのですからB級好きってのは変態と言われても致し方ないところです。

 盛大に吐き出してます

 今日も元気にもくもくと白煙をあげての始動・出発が「ここからはA澤さんと一緒に走るんだ。」と認識させてくれます。本日小田原までは西湘BPを使わず下道のR1を走ります。出遅れてしまったとは言え目的地が熱海ですから大した距離もなく、なにより100万円の通行料を支払ってまで急ぐ旅ではないのでお財布に優しいツーリングの実行です。ということで当然真鶴も一般道を利用する訳ですが、この場合は適度なワインディングロードを楽しめるってのがこちらを選択した最大の理由になるのです。幸い本日は雨&曇り空のお陰もあってか海水浴客や伊豆方面へのドライブ客がほとんどいなく普段ならワインディングを楽しむどころか渋滞満喫状態なのが嘘のようにがらがらで、「ひび割れたタイヤは気にならんのか!」の心配も余所にいい感じ(←主観)でコーナリングをする鈍感ライダー登場。いくら自転車操業とは言え命を預けるタイヤがこのままなのはいただけませんね。

かつての賑わいは何処へ
 全て一般道を利用し目的地熱海へ到着。かの有名は『金色夜叉』像のある場所でBIKEを止め街並を眺めると海岸沿いの巨大ホテル群は軒並み”取り壊し中 or 廃屋”と化しており唖然とするも、A澤さんの話では10年程前から倒産・廃虚が続いたらしいです。ただ単に不況のあおりと言ってしまえばそれまでですが、”隠れ家的””オリジナル””美味しい料理””情緒溢れる温泉”等少々お高くても”ゆったりまったり”を求める旅人(庶民)の嗜好の変化に対応出来なかったというのが最大の理由なのではないでしょうか。大企業病と一緒ですね。柔軟に対応出来ない。
 来る途中にシェラトンHOTELがありましたがあれ元々は雇用促進事業団の外郭団体『勤労○リフ○ッシュ○団』からの払い下げの巨大リゾート施設『スパウザ小田原』、利益採算性度外視の巨悪の根源だったのです。以前いた会社でちょっとばかし営業をしていたのですが、巨悪の根源と分かっていてもそこから仕事をとらなきゃならんのは辛いものです。先週行ったダム、このダム事業なんかもしかりですね。40年以上も前に計画された事業を”同じ理論”で今もまだ進めようとしている。国の機構こそ巨大企業病なんじゃないでしょうか。
 いや〜、すげー固い話になってしまいましたが、そんな景色の前でおバカな私は『おかま金色夜叉』を演じておりましたのでなんの説得力もないですし説得もしません。それに人それぞれ考えがありますからね。

  
熱海の街並ですが、このままなのは問題ありなんじゃない。旅先がこの景色じゃ楽しさ半減、気分が盛り上がらないですよねぇ。

こんなおバカも観光客が少ないからこそ出来るんです。 ↓
あれー、やめてー! 


 固い話は夜だけにして(?)お目当てのワンタン屋へ到着しました。人気店だから並んでるかもよとのことでしたが丁度お昼時なこともあり10人程の列が出来ていました。普段は並んで食べるなんて大嫌いな自分ですが旅人の今日は特別ですのでその列に加わりました。列と言ってもなんだか漫然と入り口前に固まってるといった感じで誰が前で後ろか判別が付けにくい状況なのは改善して欲しいなぁ(←A型ゆえか)。

 この漫然とした並び方が、いや!

 お隣の洋食屋も有名店のようですが高いです

 30分以上は待ちました。たかがワンタンだってのになかなか店に入れず実に回転の悪い店だと、待つことが苦手な自分、そろそろ痺れを切らすって頃にやっと店内へ。ギリギリセーフ。カウンターとテーブル席を合わせれば15人くらい入れそう。注文したワンタンメンもそれ程時間もかからず出て来たので、食べ終わってもぐずぐずしてる輩が多いのが原因か。そう言えば後から席に着いた私達が先に「ごちそうさまー!」と店に出たもんなぁ。お目当てのワンタンメンはどこか懐かしさを覚える昔ながらの中華そばって感じで、化調の嫌らしさもなく優しいお味。ワンタンも結構な数入ってて、満足満足!

カウンターとテーブル席は満席です 


わんたんクリック!


 有名人気店で食べるってのは忍耐が必要っす!

A澤さんったら写ってますよー
 早めに店外へ出るとまだまだ並んでます。むしろ自分達が並んでた時よりも増えてるのでもう少し遅かったら大変だったなぁと思いつつ、「今日は温泉は行かないんですかー?」と次なる目標をお伺いすると「30分くらい走ると海岸沿いに露天風呂があるけど、ぼろいよ。」との返答。ですが、「メジャーな温泉施設よりかえってそういったとこの方が風情があるしいいじゃないですかー。」と早々に決定。またまた白煙をあげて(←A澤さんのみ)ワンタン屋に並ぶ人々を煙に巻いて出発!
 予想よりかなり走ったところで先頭を走るK75のウインカーが右に出て国道沿いの細い道に入って行くと露天風呂の幟が出ていました。駐車場もありますが1台も停まっておらずどうやら私達2人しかいないようです。受付のおかあさんにお金(500円)を支払うと「今日はまだ4人しか来てないんだよー。」とお客が来て嬉しそう。なんと日曜の伊豆の露天風呂で1日の客数がたったの4人。私達が5、6番目だそうです。いくら分かりづらい場所とは言えそれは少なすぎだろーと思いますが、天気が良い日でもわしゃわしゃと人で溢れることはないそうで、ある意味”秘湯”と言える穴場露天風呂に、途中いくつかあった大きな温泉施設に入ってる人々に優越感のようなものを感じつつ(←価値観の問題ですが)の入湯となりました。あたしゃ周囲でガキがバシャバシャ騒いでるような温泉にゃ行きたくねぇーっす。

 青い屋根が露天風呂

 あたちらだけです 


 「いい男だからシャンプーと石鹸貸してあげるよ!帰る時にはちゃんと戻しておくれよ。」ときっとA澤さんを見て言ったと思われますが、そんな御好意もありゴシゴシワシワシとさっぱりした後、湯舟に浸かるとこれがなんともたまらん風情です。これだけメジャーな観光地”伊豆”にこれほどまでに風情を感じられる露天風呂があったとは。北海道ツーリングではあちこち秘湯と言われる露天風呂に入りましたがそれらに勝るとも劣らない露天風呂が自宅からわずか3時間の所にあったとは。こりゃもうA澤さんに感謝するっきゃないです。

この風情、たまんねぇー 


これはセーフ 


 かなり長い時間入っていましたが一向に次のお客さんが来る様子はなく今日は自分達が最後の客かと思っていた頃、やっと次のお客さんがやって来ました。年輩のお二人で手元には途中購入して来た缶麦茶が握られており、本日まだ麦茶を飲んでいない模範ライダー達が”ごくり”と羨まし気に生唾を飲み込んだ事は隠しようもなく、きっと悟られていたのでしょう、少々話が弾んだ所でお裾分けに預かりました。ごちそうさまです!

 OUT!アウト−
危うくゲッツー!いやっ、トリプルプレーも有り得たか・・・!

 どうやらパラグライダーをされる方々のようで始め交わされていた会話も伊豆の温泉話、パラグライダーに関する話が中心だったのですが、お一人の方が元プロ野球選手らしく、それが判明したあたりから話はかな〜りやば〜い方向へと進み、ちょっと危なすぎて書けない内容あり(←絶対に書けません!ねっ、A澤さん!)、裸で聞いてたらまずいような下の話あり、と話題は尽きる事無く発展し、えっ!?話の内容が気になるって?でもほんと書けないっす。やばすぎ!、、、、じゃぁタイトルだけでも箇条書きにでもしときますか。ちなみにおじさんは東北のある有名高校(甲子園常連校)のエースとして甲子園に出場、昨年世間を騒がせたパ・リーグのある球団に入団、いくつか渡り歩き、現在はペンキ屋さんだそうです。
 ・長島晩年の対決秘話(悲話?)
 ・大学の先輩後輩対決
 ・選手生命末期の処世術
 ・○○選手包茎話
 ・シピンは野蛮人(←あなたも相当ですが)
 ・女の園1フェリス物語
 ・女の園2宝塚物語
 ・俺は元祖新庄だ!
 ・グルーピー話
 ・なぜかもてもてアルサロ豪遊
 ・若貴兄弟確執の理由
もういっこのやばい話は
 ・入院先の看護婦さん
 ・きんちゃく話
 ・モデル体型よりはおデブがいい!
 ・ものすごいブスがいい!
ほかにもいろいろあったはずだけど、まぁこんなとこでどうでしょう。えっ!かえって気になるって!?すんません。じゃあ書けるやつで面白かったのを。
 ・昔は練習途中の水分補給はまかりならん(←今じゃありえん?)と言った風潮(ある意味精神修行的な過酷な練習)があって、真夏の練習で球拾いに行ったついでに隠れて水溜まりの泥水を飲んでた。
 ・甲子園のお風呂って立ってても足が付かないくらい深く、そんなこと知らない自分はどぼんと落ちてきったねー風呂のお湯を飲んでしまい翌日腹を壊してまともなピッチングが出来なかった。
これを聞いて僕は思いました。泥水飲んでも平気な人が腹を壊した甲子園のお風呂って・・・
 これくらいで許して。ほかの話は酔っぱらった時にでも。
と、気が付けばゆうに3時間は露天風呂にいることになり、途中口にした水分といえばお裾分けの麦茶を2人で1本といったこともあり水分補給を欲した私達はなんとか会話の切れ目を見付け、「ではお先に失礼させて頂きます。」と麦茶のお礼も忘れずに、シャンプーをお母さんにお返しして、これから帰宅だっちゅうに麦茶を求めて付近を歩き彷徨うも売っておらず、BIKEで移動したコンビニで模範的にお茶で喉を潤し、ほっと落ち着いたところで神奈川へ向けて白煙あげて(←A澤さんだけ)出発進行!

 お土産屋ではちょっと味見だけ

 帰りも特別な混雑はなく一般道を利用してもあっと言う間の湯河原到着。そしてこの先は愛する奥様が用意する夕飯に間に合わせる為か西湘BPへと乗り込み料金所を出たとこのPAでひと休み。いつの間にこんなとこが出来てたのね。そこで「いや〜楽しかったですねぇ。」などと解散を惜しんで話し込んでいると小田原方面へ豪快なキャブ音を轟かせて走り去るクルマあり!。一瞬TE27かと思いましたが、暗闇の中のシルエット、テールランプがどうもTE37っぽく、A澤さんと「?」となったのですが、どなたかこの日この時間(7/24、19:00)に西湘BPを走っていませんでしたかー?

『梅とかまぼこ』だからです 

                 そんだけのことで思わず笑ってしまうA澤さん

赤い玉は出てしまっていたようで
 そしてPAを後にし走行したまま挨拶を交わし大磯でお別れ。ここから一人旅じゃと思った数秒後、パラパラと身体に当たる物体あり。前を走るクルマが砂でも巻き上げているのかと思いきや前方に車輌なし。
「??っ」と思った瞬間『ザバーッ!』と大雨到来。
「ええっー!まじですかー!こんなんありですかー!」と堪らず非常駐車帯にBIKEを停め急いでカッパを着込みます。これだけ雨が降っていればカッパの実力を試すのには十分ですが、ありがたくないです。それにしても待ち合わせ場所まで降っていた雨がA澤さんと合流する頃にはあがり、その後すっかり雨の心配もなくなっていたのが別れた瞬間から降り始めるってどう言う事ですか。まったくあり得ません。しかしこれで今まで参加していたイベントがどうにか好天に恵まれていたのが私の神通力によるものでないことが証明されてしまいました。って言うか『雨男』じゃん自分。
 カッパの実力はまずまずといった満足度でしたが、夜間の雨降りだとスモークシールドでは前がまったく見えず、仕方なくシールド全開にての走行を余儀無くされ顔が痛い事この上ないですが、ホコリがたたない分コンタクト使用の身には優しい雨と思えないこともないか...。いや、ない。
 その後藤沢市街に入る頃に雨もあがりカッパも必要なくなったのですが、もう夜だし面倒だったのでそのまま横浜までカッパ走行継続。ですが、横浜には雨が1mmも降った形跡はなく、周囲はタンクトップで走るビッグスクーターのお兄ちゃんが溢れており、痛い視線を浴びながら自宅到着となりました。

  
痛い視線に晒され到着後カッパ干してます。大雨により実力高そうなことが判明しました。

XZ-TOP
 

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