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ひかるねこ
風舞伎の部屋 その壱

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もしかして猫どろぼー?
 休日家にいると玄関の外から子猫の鳴き声がかすかに聞こえて来た。(この声には異常に敏感になってて、仕事中隣のデスクの人間がMac版e.Typisを立ち上げた時の「にゃあ」との音声に毎度びくびくさせられてます。)あららっと思い玄関を出て確認すると大家さんちの裏にいました、ちっこいのが。玄関の戸を開けたまま見てたら家に入って来るじゃないですか。歌舞伎の反応が心配だったけど別段気にする様子もなく自然に受け入れてくれた。誰かにご飯もらってたみたいだったけど外であげてるくらいじゃ家でちゃんと飼うつもりはないんだろうと、「えいっ!このまま飼ってしまえー。」と玄関の戸を閉めたのでした。

HP用に撮影しにいくと 


タッキーばりの甘いマスク
 家に来たらまずはシャンプーです。ぬる湯でじゃぶじゃぶと容赦なくいきます。でもこの子はあまり汚れてないぞ。歌舞伎はノミが酷かったけどほとんどいない感じ。目やにも大したことなくぱっちりおめめの二枚目さん。どことなく女の子っぽい甘さを持つ優しい顔だち。こりゃジャニーズ系だよ。

 拾ってすぐの写真、かわいい

こちら4ヶ月後。美形ざんす 


哀れエリザベス状態
 キレイで二枚目、風邪もひいてなかったけどこの時唯一の問題点がしっぽ。まっすぐな長いしっぽなんだけど真ん中辺と先っぽがむしれてて毛がなくなってて、しっぽの芯(骨か?)が見えてる状態。どうやら自分でがじがじと噛んでしまうからみたいで、病院に連れて行った結果、軟膏塗ってエリザベスカラーを付けられてしまった。これでしっぽを噛めなくなるので直に毛が生えて来て気にしなくなるだろうとのことでした。エリザベスカラーってやつは猫にとって相当煩わしいもののようで(当たり前だ!)、すぐに抜け出てしまっていて何度も付け直すのが面倒になって、ちょっときつ目に輪っかを作ってガムテープで止めたりして見た目かなり見窄らしくなってしまったが、お陰様でその後見事なしっぽが復活しました。

 ジャニーズ系がだいなしです。
 ↑ふてくされ顔でカメラ目線    ↑マウスオンしておくんなっせ↓
ほらしっぽの先がむしれてるっしょ 


 歌舞伎ともすぐに仲良し

 手術が済んでたお陰かしら 


猫エイズ・猫白血病の検査まで
 一緒に飼う事にしたけど問題はこの2つのウイルスの持ち主かどうかです。もし陽性反応が出てしまうと歌舞伎に移ってしまうので困ります。検査結果が出るまでは一緒にさせないようにしなくていけませんが、この時住んでいたとこは1DKのアパート。隔離するにもそんな場所はありません。ほんの気休めにしかなりませんが仕方なく大きめな段ボール箱の中に胴輪をして入れておくことに。胴輪をしてるので箱から出て来ても半径50cmくらいしか動けません。これで安心と思ってましたが、いつの間にやら胴輪ははずれてるし歌舞伎が近付いて行ってしまうはで、効果の程はまったくと言って期待出来ないようです。

     この通りひもねこ状態 

 
 風舞伎は外出ちゃだめーの図

 本来こんなことじゃダメなんでしょうが、甘く考えてたんでしょうね。もし陽性反応が出てしまった時は自責の念に苛まれるのでしょうが、きっと大丈夫と願った甲斐もあってか無事陰性反応の結果。その夜お祝だーとパーティーを開いた記憶はないけど嬉しかったじょ。

 長いお勤めごくろうさんでやんした

 晴れてのびのびのポーズ! 


次男の宿命
 歌舞伎の時は、なにせ初めてのにゃんこだったので写真撮りまくったけど、風舞伎の子猫の時の写真があまりないんですよねぇ〜(黒伎からはデジカメがあった)。人間の場合でもそんなことらしいですが、複数飼ってらして思い当たる方も多いのでしょうか?今だったらしっぽのがじがじ状態や情けないカラー装着の図や日々のかわいい子猫の時代を惜しみ無く撮影しただろうに、すまん!風舞伎。

 やめてーー!
こんな写真しかありませんだ!(実家に連れてかれ酔った私に抱擁される)

平和主義、一転、魚雷攻撃
 歌舞伎は武闘派だった。術後の今もその片鱗は残っており、温厚になったとはいえ庭やベランダにどこかののらちゃんが現れようものなら、昔取った杵柄、ぎゃおーぎゃおーと激しく威嚇が始まり(←鳴くのは弱い証拠だとも言うが相手はぷっくり、こちらは術後の袋だけというハンデを差し引いて頂きたい。)近所迷惑最大限にやりあうわけですが、ある夜、家庭に入った旦那さんの如く一戦から退いた歌舞伎はじり貧の後退を余儀無くされ私が見守るベランダの窓まで戻って来、「ほら、家に入りなさい。」と窓を開けた瞬間、いつもだったらびびって一目散に家に帰ってくる風舞伎が部屋から飛び出し10m程疾走!
びゅーーー、どっかーーーん!
と物凄い勢いで体当たりを喰らわせたのです。可笑しかったのは普通の猫だったらその場でくんづほぐれつの大乱闘となるはずですが、風舞伎は体当たりし相手がもんどりうってひっくり返ったその瞬間に、90度の方向転換をかまし夜の闇世へ消えていったのでした。
 そんな魚雷殺法を身に付けた風舞伎だったけど、2004年のいつか(忘れてしまった)ぼろぼろにされて帰宅したのでした。デジカメはあったけどあまりに痛々しく可哀想で撮影出来なかったくらいで、帰宅すると私を遠巻きに押し入れまで歩いて行き(確かびっこ引いてたような)、押し入れの中で食べる物も食べず3日くらいしょぼーんと過ごすのでした。出てくるのはトイレの時だけ。あとは体力の回復を待つかのように寝るのみ。1週間もすると漸くご飯をねだるようになってきたけれども、外に行きたいとはせがまなくなった。
 でも喉元過ぎればって感じで、今じゃあそんなことがあったとは思えないような生活っぷり、どこにいるのか出たら下手すると2〜3時間帰って来ないこともあり、用事があって出かけなければならない時にはそのまま窓を閉めて出かけてしまうのだけれども、帰宅するとちゃんと戻って来るので失踪事件には発展していないが、まったく風舞伎ってやつは可愛いらしい顔だちからは想像も出来無いやんちゃ小僧なのです。

2005.5月の結果 


さざえさんの歌か!
 やんちゃで忘れられないのは、ずいぶん前のことだが今の住まいに越して間も無い頃、外出してなかなか帰宅しない風舞伎を案じていたところ、なんとでかい(20cmはあったと思う)生の魚を銜えて帰ってきたのです。
なんじゃーこりゃー!
と魚を奪い取り直ぐにビニールへ入れてゴミ箱へ。ご本人はどうだと言わんばかりのご帰還だったと思われるので、へそを曲げられないように一応褒めておいたけど、一体どこから仕入れて来たのやら。まさか人様の家に上がって盗んで来たってことはないだろうけど、隣接するスーパーの店内に忍び込んだとも考えられず、かと言ってスーパーの搬入口までは結構な距離があるのでそれもどうだか。未だ謎である。
 それ以外にもある日庭に出てみると赤い金魚が。もちろん生き絶えてます。これは間違い無くどこかのお宅のベランダで飼われていたであろう金魚を鉢の中からちょいちょいと掬い出した事は疑いの余地がなく、もしばれたら私が批難されるのも疑いの余地のないことなので、早急に証拠を隠滅させて頂いた。
 ほんとは外に出して飼うのは良くないんですけどね。


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