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ひかるねこ
黒伎の部屋 その壱

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出会いってこんなものです
 土地柄好きなラーメンはもちろん家系。お気に入りのお店も何店かあるけど勤め先は東京なので家系のラーメンにありつけるのはどうしても週末のみとなってしまう。けどその週末は違ってたのです。家からチャリで3分くらいの所にある喜多方ラーメンを久しぶりに食べてみようって。ほんと久しぶりで半年は食べに来てなかったはず。ほんのり魚介系の出汁が効いてていつもの家系とは違う新鮮な風味。なんだか食べたくなったんですよ、この日は。
 これが出会いの元になろうとはつゆ知らず、「ごちそうさま!」と堪能して店を出たんです。
 春先からこの時期はこねこに出会う確率の高い時期。子猫を見付けてしまうとほっとけない、特に独りぼっちですすけてるとなおさらなので、気を付けてたんですよ。そしたらいたんです!まさにぴったりのがすすけが。
 店の横に置いてあったチャリに乗ろうとしたらちっこい黒い固まりが目に入ってきて、「
んっ!」とそちらを見ると、トラックの下に黒猫がいるじゃありませんか。とりあえず近付いてみるとあれまっ、かなりすすけてます。ちょっと怯えてて触らせてくれません。どんどんトラックの下部中央にもぐってしまいます。この時めったに働かない思考回路がぐるぐるしています。「連れて帰るべきか、連れて帰った所で飼えるのか、もし一緒に飼うつもりでも病気持ちだったら大変だぞ・・・」etc。割と簡単に答えは出ました。「連れて帰ってから考え直そう!」思考回路は一周しか回らなかったようです。


この店の横の駐車場で出会ってしまうとは・・・

すすけねこをじゃぶじゃぶと
 ちびちゃん片手にチャリにて家へ。まずはすすけた身体をきれいにしてあげましょう。歌舞伎の時に買ったのみとりシャンプーの出番。風舞伎もこれを使ってます。兄弟全員まずはこれの洗礼を受けます。シャワーをぬる湯に設定してじゃぶじゃぶ。抵抗して暴れますがしょせん子猫。まだ押さえが効きます。やっぱいますねノミが。これで全部しまつ出来る訳ではないけど病院に連れて行くにはそれなりのおめかしも必要ですから。シャンプーの次は風邪ひかないようにタオルドライ&ドライヤー。
 すっかりきれいになって少しは見られるようにまりました。

      

          それでもこんなもんです。すすけねこ。

いつもの病院で健康チェック
 いつもお世話になってる病院で健康診断。フロントラインで完全にノミ・ダニの駆除。うんちの検査もして駆虫薬を頂く。薬を飲ませるのももうすっかり慣れて楽ちんちん。他の人が見たら結構強引かも知れませんが、いいんです飲んでくれれば。結果オーライです。3種混合ワクチンも時期が来たら2回接種です。ここまでは当然の流れ。もらいてを探すには欠かせません。
 でも一番心配なのは猫エイズと猫白血病です。こればっかりは運しかないのです。風舞伎の時も結果待ちの待合室でどきどきしてました。陽性が出たら里親探しは難航するだろうし、だからってぽいって捨てる事など出来ません。ウイルスには潜伏期間があり完全に他の猫と隔離された状態で3〜4週間の期間が必要。この間は歌舞伎・風舞伎と別部屋での二重生活となり世話が2倍の大変さ、ご飯もトイレも2倍の手間です。この潜伏期間待ちの間にすっかり元気になり可愛さも倍増。愛情が湧いてしまうんですよね。
 週末の通院が続きますが、このこはちっとも体重が増えていきません。歌舞伎も風舞伎もあれよあれよと体重が増えていきみるみる健康になっていったのに。こねこの場合一日の間こまめにご飯をあげられるといいそうなのですが、昼間は不在の為それは叶わず、病院の勧めもあり入院となりました。1週間の入院で順調に体重も増え1kgくらいになりまずは一安心。経済的な問題もあるのでここで退院。1泊3000円くらいだったので結構な出費となりました。でも愛しさゆえです、負担は感じません。

        

          この通り超かわいいっす。すすけも抜けましたね。


あんちゃん達のいぬまに部屋を探検中。

でべそねこ
 再びちょっとした問題(大問題?)が発覚。このこったら
おへその辺りがぽこっと出っ張っててでべそなんですよ。病院で言われたのが『臍(さい)ヘルニア』。時々あるそうです。おへその所の中の膜がうまく塞がらず圧力に負けて中身(腸)が出っ張るんだそうです。穴が小さければそんなに問題にならないようですが、腸が出て来てしまい腸閉塞になってしまうこともあるそうです。今は大丈夫でも将来このまま大丈夫ではないと言う先生もいてちょっと心配な状況になってしまいました。

   

        ここがぽっこりと。ちと心配。

やっぱり我が家の一員に、そして命名
 そして運命の日がやって来ました。血液検査の日です。これまで十分な期間はおいたし完全に隔離状態は保たれたのではっきりした結果が出る。いやぁ〜ほんとどきどきします。この辺りののらちゃんの半分は猫エイズに感染してると言われてるし確率低いですから実に心配です。風舞伎は運が良かったけど今回はバツか・・・、根がネガティブな自分、悪い方悪い方へ考えが行ってしまいます。
 どれくらい待ったでしょうか、先生がこちらに向かって歩いて来ます。どきどきも最高潮に達します。
 「大丈夫でしたよ!」
 「Yes!よかった〜〜。」
ガッツポーズです。超うれしい瞬間です。ほっとしました。
 「で、どうしますか?里親を探すんですか?」
 「いえ、うちで飼います。」
 そうなんです、もう心は決まっていたんです。臍ヘルニア持ちってのもあったけど、やっぱ一ヶ月もの期間面倒をみてると愛情の沸き方は半端じゃありませんから。まぁあまり真剣に里親探しをしようとしてなかったから初めから飼うつもりだったってのがほんとかも知れません。(←確信犯か。)
 で、名前は黒伎。実に単純です。


ようやくみんなで食事。器がないのでお皿で。

 甘えちゃってさ
にゃんこのこの姿にはほんと癒されます。

へんてこねこ
 黒伎ってばラーメン屋の横で拾ったせいか異常に麺類が大好きなんです。猫って人が食事してると「おっ、なんか喰ってるぞ」って物色しに来るじゃないですか。暑い夏、そうめん食べてるといつもの様にみんな寄って来て、歌舞伎・風舞伎は「なんだ喰えねー」って行っちゃったけど黒伎だけはそうめんの入ってるざるに顔突っ込んで
ちゅるちゅると食べ始めるんですよ。それ以降もそば・うどん・スパゲッティ、そしてラーメンとちゅるちゅる。これが美味しそうに食べるんですよね。(写真を撮ってないのでそのうち撮る予定)
 のらちゃん時代の食生活がその後の食嗜好に現れると読んだことがあるので、駐車場でラーメンでももらって食いつないでいたに違いないと思ってます。でも今もその店に食べに行くけど黒猫の事を質問した事はないです。

        

              食べ物にはなんでも興味あり。


寝てるところを失礼します。

             

                      自慢のなが〜いしっぽ。

へんてこねこPart2
 ある日お風呂にお湯を張ってると何を考えたか黒伎が溜まり始めた浴槽へ。冷たくない水は気にならないと本で読んだ事もあるし、泳ぐ猫もいるらしいので黒伎も泳ぐんかと見てることに。どんどんお湯が増えて来て身体全体がお湯に漬かるまでに。泳ぐ気配は無さそうでこのままだと溺れるかもと助け舟をだそうとしたら自力で上がって来ました。ずぶ濡れです。歌舞伎も風舞伎もこんな事はなかったのでやっぱ変ちくりんな猫なのかも。

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ぜんぜん気にしません。泳ぐのか?

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                そろそろ危険。・・・ざぶっと脱出。

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