引っ張りタイヤは好きなのに・・・ 所沢自動車学校で行われる『クラッシクカーフェスティバルinところざわ』。昨年はまだ37調査隊に慣れ親しんでいなかったなどと、ちょっと躊躇の不参加を決めてしまったけれど、この1年ですっかりどっぷり調査隊の一員として成長した私(?)は、10月23日に行われるこのイベントに迷うことなく早々に参加を表明。 しかし参加に至るまでには紆余曲折・七転八倒があった訳で、”早々に”などと書いてはいますが一筋縄では行かないところがこのサイト『ダメ工房』(別名:エイトバルブ工房)管理人らしいと、お騒がせした皆様にはお許しを頂きたいと思っております。 その紆余曲折の事の発端は、先日の第8回37ミーティングの帰り道に遡るのですが、高速道路巡航中に突如「キャシャキャシャ」と謎の音が発生!。路肩に止まること2度(←1度はボンネット閉め忘れですが・・・)。翌日にも短い時間ではあったが発生したこともあり、工場長・元チタンさん・信さんらのお知恵を拝借し、クラッチかミッションの疑いの様相を呈したのでした。 そして極めつけは所沢イベントの差し迫った10/18の夜、ベレット坂Tさんの愛妻KOH子さんの通報によって保護した子猫の様態が悪化し、深夜に緊急入院をさせに病院へ行った帰りの車庫入れで、リバースギアに入らなくなるという症状発覚!ミーティング翌日以来イオン発生は見られず、「もしかしたら大丈夫?」などと不確かな希望にすがり付いていた矢先の出来事で、完全に修理しなきゃダメな状況へと陥り、所沢イベントへのTE37での参加は当然断念。11月末に控えるバスターズ走行会は既に申込&入金済みで参加撤回は効かないのでステージアでの走行が脳裏をかすめていたのですが、『バッタ工房』に救済の手を差し出された元チタンさんからのメールに「プル式なのを忘れてはいないよねぇ〜?(念のためねねんのため)」と書かれていたのを読み、「いやいやまさかそんな筈はないだ。」と、しかし一応”念のためねねんのため”と試しに行けば、がっつりとリバースに入るじゃないですか。何度トライしても入るじゃないですか。む〜、引っ張り忘れてました。ちーん。
晴れ舞台にゃ13inchで叫ぶ! そんなドタバタ劇を演じた私ですが、「キャシャキャシャ」音の正体は掴めずにいるけれど、なんだか調子良さそうな我が37でいそいそと出向く事になったのでした。 嬉しい事に、隊長車がお台場メガウェッブに展示となった為に私の37を替りに展示させて頂く事になり、前日の土曜日の雨の上がった午後からせっせせっせと洗車・ワックス。またTE37代表としての展示に合わせ、定番旧車らしくまとめる為に15inchプレセディオから13inchスピードスター・マーク2へと履き替えての参加でもあったのでした。(2年振りに履かせたSSRは空気圧が0.6くらいしかなく、ガソリンスタンドへ出向くまでの辛かったことと言ったらありませんでした。)
すっかり機嫌を損ねてしまったひかるねこ三態。歌舞伎(左)、風舞伎(右)、黒伎(下) 「取り敢えず多めにメシ置いてけや。」
良い天気になりそうです。
万全の態勢を整え当日の朝、またしても置いてけぼりの『ひかるねこ』達に必要以上に愛想を振りまき、無理やり許しを得た5:30AM出発。古い知人(痴人)をピックアップするために第三京浜へ乗り込みます。交換したスピードスターがリア7.5Jと判明。下がった車体・右側にズレたホーシングandその右側だけ爪が折れてない事により若干タイヤに干渉するのが気になるところ。玉川の料金所を出た所で確認の停車。見てみるとほんの僅かだが擦れた痕が・・・、大丈夫なのか? 『インチキ工房』は直ぐに平気平気と判断。それでも段差のある所はスピードダウンするくらいの気配りは持ち合わせていました。 早朝の環七を爆走し、予定通りの6:30AMにピックアップ完了。7:45AMに狭山ヶ丘交差点先のセブンイレブンで待ち合わせの為、R256〜R463の道程をチョイス。初めて走る道だが天気は上々!道はガラガラ!クルマも調子良さそうで、イー感じで走っていると、
「オーマイガー!」
道路の真ん中で轢かれたねこたんはけん。可哀想に。このままほっておいて更に轢かれてペタンこになっては益々可哀想なので、トランクに常備してある”葬りセット”を取り出しバスタオルでくるみ、まだ人通りも少なかったので、歩道脇の街路樹に急いで穴を掘り、あの世で空腹にならないよう口元にカリカリを蒔き、土をかけて埋葬してあげたのでした。習性で飛び出してしまう猫にも責任はあるのですが、轢いてしまったドライバーに責任が無いとは言えません。埋めるまでは言いませんが、せめて道路脇に寄せてあげるくらいの供養はお願いしたいものです。 そんなこともありましたが、予定より早めの7:30AMにセブンイレブン到着。駐車場へ入るとオレンジ色のTE27が停まっています。ここ所沢はCLUB TE27の埼玉チームのお膝元と聞いておりましたので、どなたかなぁ等と覗き込んでいると、山中湖でご一緒したO竹さんでした。当然自動車学校へ行かれるので「また後で宜しくお願いします。」と挨拶。
少しずつ知り合いが増えていくのがイベント参加のもう一つの楽しみですね。
それからちょっとして僕のお師匠様”元チタンさん”の到着。すぐにスピードスターに交換したのに気付かれたので、
バッタ「フロントはあんまり下がらなかったです。車高調のリング、目一杯上げたんですけど・・・」
仙人「下げるんだよ!」
ちーん!僕はどこまでも素人丸出しでした。
ちゃくちゃくと黙々と仕様変更してます →
皆さんの後を走り会場である「所沢自動車学校」へと到着。初参加、しかも急遽展示車となったことで入場に手古摺りましたが、”ちらっと見せる白い歯”が効いたのか無事入場。
こりゃ灼けまっせ。ぴかーん!
37調査隊ブースへとクルマを停めてまず私がやったことと言えば、そうです”車高を下げました!”(←堂々と偉そうに言うな) そんなおバカな私の横では着々とスワップミートの準備が整えられておりました。皆さんいろいろお持ちなのね。 などと感心していると、お師匠様から「はいっ!」と40パイ用のエアファンネルを差し出され、前金無しで44パイを予約(いずれ交換)している私に「それまでどうぞ!」と貸し出してくれたのでした。感謝!早速取り付けるも
バッタ「穴が全部隠れないんですけど〜?」
とお師匠様に泣きつくと 仙人「ここからエアを吸うからいいんだよ。」
とまたしても恥ずかしい一面を露呈。元チタン様の陵辱プレーに恍惚の表情を浮かべつつ残りの3つを取り付けたのでした。ちんちん!
パンタで上げてるってのが...とデニーロさんに言われてしまったので、ずるずると後回しにしていた油圧ジャッキを漸く手にいれました。
まだ下がるな、こりゃ。
レンタファンネル仕様! →
皆さん、せっせせっせと開店準備。
調査隊掲示板で隊長がレーシングスリックを出品するとは知っていたのですが、用意された井桁トムス14inchを見て、そしてなにより金額を聞いて即効のお買い上げ。衝動買いのように思われるでしょうがバスターズ走行会に向けて某オークションを睨み続けていたので、これはラッキーでした。隊長、お値引きありがとうございました。11/27は恥ずかしくない走りをしたいと思います。(←そして壊れない事を祈ります。昨年に引き続き故障・不動、寒い暗闇での修理作業でご迷惑をかける訳にはいかないですから。)
隊長より譲り受けたトムス&レーシングスリック。 一抹の不安を残す私の37を案じてか、「こんなの履かせたら壊れるんでないの...」とバッタを怯えさせるデニーロ氏。それもそうですが、当日雨降らないでね。
車高も下がり、各パーツ群の展示セットも終わり、テントも張り終えて37調査隊のスパートはここから始まるのでした。会場が自動車学校ということもあり、「やはり○茶はダメですよねぇ〜」と事前確認するも「ぜんぜんOKでーす!」。なぁ〜んだ、だったらと前日から冷やしまくった壮健○茶にて一息付くのでした。ふ〜。 先の4名のほかに元教官夫妻、しょーりんさん、煩悩デニーロさん、その他私が初めてお会いする方々で賑やかにテント内は盛り上がっておりました。
また〜り好天の日曜日
元教官さん、本日は27ではなく先頃購入された思い出のクルマS53年式コロナ2000GT(型式知りません・・・)です。レビン・トレノ・セリカ等の人気車と違って滅多にお目にかかれない希少車種ではないでしょうか。S53年と言えばピンクレディ絶頂の時代(かな?)、自分もクルマに興味の出てきた年頃で、うんうん、覚えています。懐かしいー!うちのとーちゃんはGTグレードには乗れず、ツインカム車に乗るのはずっと後のGX71 MARK2からですが、子供心にこの『GT』ってエンブレムには憧れました。排ガス規制で牙を抜かれた18R-Gらしいですが(←我が心の愛車”ビックバンパーのLB”も同じですね)、GTはGT。元教官曰く「おやじのGT!」なのです。嬉しいなぁ。
これは滅多に見れないですね。
リアもなかなか味があります。→
落ち着いたところで会場内を散策、ネタ拾いに出掛けます。ぐるりと廻ってずらりと並んだTE27群を眺めていると、小さな女の子を”両手に華”状態で向かって来る方がいらしたので直ぐにサイト『花冠電光show』管理人のKさんだと分かり、相互リンクのお礼も兼ねてご挨拶。初めてちゃんとお顔を拝見出来た”ぷちねいとわたい”の可愛らしいこと。お揃いのTシャツで可愛さ倍増です。「半分子守を頼まれたようなものだ。」と仰るKさんは良いパパです。(詳細はこちら) 煩悩号との間にセットされたテーブルで暫くレビン談義に花を咲かせましたが、人気車TE27は競争率が高く、また一部コレクターマニアみたいな輩もいて出るパーツが皆高値になってしまうなどの悩みを聞き、パーツの出ないTE37とはまた違った悩みがあるものなんだと認識。人気があっても無くても旧車は大変ってことですね。
壮観な眺めのTE27群
俺車2号。9回は残念!
電光showだけに光る!(わけないって。)
煩悩号。カムギア!
俺車2号も煩悩号もFGKっすね。デニーロさんは本日も妖しいホイールを履かせてます。
こちらの27もぶっといの履いてますなぁ〜。
所沢は日本一TE27密度が高い街なんでないの?
← おー、モスグリーンが新鮮に見えるってば。
トヨタのエントリー車(車名は間違えると恥ずかしいから書きません。)
クリックしてや。感動しまふ。 37ブースでのワイド化のお話、為になったちゅうか、開いた口が塞がりませんでした。外に2inch、内は1inch。一工程16000円だから4本全部で16000×8工程!やはり塞がりません...(笑)
KP61。みな美しい!
個人的には角目が好きです。世代なもんで。
トヨタ以外のエントリー車(ほとんど車名分からず。でも素敵!)
物凄い存在感で他を威圧してました。
← 510かな。これは速そうだ! 前日洗車していると郵便局の配達のおじさんに声をかけられました。「この型のレビンか510を探してるんだけど、いいのが無くってね〜。」と仰ってましたが37じゃなくて27じゃないのかなぁ...?
外国産も沢山エントリーしてましたが管轄外の為見ただけー!
一般駐車場にも名車がめじろ押し 派手なワンテールのダルマの横に、池DさんのTE47 TOURENOはけん!
この辺りのクラウンもなかなか良いです。族ちっくじゃないくっていいです。
これ見て思った、ヨタハチいないなぁ..って。
それにしても暑いこと。朝の肌寒さが嘘のようです。こりゃ壮健○茶持って来てよかったよ。昼過ぎにはそのせいではないですが早朝起床による寝不足とこの暑さに参ってしまい、CB750Fで参加の元教官さんの弟さんよりマットを拝借して土左衛門スタイルでお昼寝。少しすっきりしました、ありがとうございました。
こんな感じで落ちました。
私の37に止まってました。『バッタ工房』だけにってか。ねぎ塩タコ焼き、旨かった!
←クリックするとなにやら欲望が見え隠れ
ザッパー登場!
このザッパー奥様のだそうです。ご本人はZ2乗り!
あは〜ん、美しいデザインです。
楽しかったイベントも夕方前に終了。ブース内もさくさく撤収作業が進み、あっと言う間に教習コース。「はいっ15番を右に曲がって!」等と昔を思い出し口走る元教官さん。楽しそうだと思ったいたこの職業、実はものすごく大変なんだそうです。う〜ん、転職先にと考えていたんだけどなぁ・・・。なんちゃって。
それぞれ目指す地へと散って行ったのでした。所沢IC方面へと走っていた私は道路地図を持っていない為、右折バイパスの道路標識に騙され右折すると所沢方面終点のバイパスへ到着。意味無いじゃ〜んとすぐさま引き返し、突き当たった複雑な交差点ににっちもさっちも行かなくなりすっかり迷子状態に。とんだタイムロスを繰り広げているとお師匠様より電話。ファンネル付替えによる症状確認の電話だったのですが、渋滞にはまってる時でまだその効果を確認するには至ってなかったのでした。
そんな電話を頂いたこともあり、痴人を降ろしたあとの第三京浜で「壊れるならここで壊れて!」とばかりに走行会モードの3速全開、7500rpmキープで保土ヶ谷料金所まで激走。何かあっても停まれないだろうけど、速いっす!Sタイヤ4本積んでリアタイヤの干渉が気になりましたが、お構い無しのベタ踏み。曲がりくねる一般道では流石にやばいのでゆっくりモードにて駐車場到着。アイドリング時の音も気にならず噴け方も軽やかで、「キャシャキャシャ」音の事はすっかりお忘れモードで本日のイベント終了!
リバースに入れて車庫入れ完了! ※ここ、本来は車庫入れの写真なのに・・・、煩悩氏の強い欲求のせいによるものか!
※※ 元チタンさんってば、お取り込み中かな?って気ーまわし過ぎー!
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